大原の里 京都市左京区

大原の里

H14年11月

大原の里

 黄昏が谷を染める。
 山も丘も自ら光を放ち、一日の名残を惜しむ。
 土と木で出来た家々からは煙が立ち登り、村は枯れ木の燻し香に包まれる。
 里人が家路を辿る。
 生まれ変わり死に変わり、人は飽きることもなく何百年も同じ暮らしを繰り返す。
  (パステル画)